8月20日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イカルチドリ、コチドリ、メダイチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、キジバト、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (22種)

潮入りの池で約3週間ぶりにメダイチドリを確認しました!medaitidori
【メダイチドリ】
20分ほど奥の干潟に滞在し、その後園外へと飛んでいきました。

本日はイベント、草ぼーぼーのひみつ①~太陽のうばい合い~を開催しました。170820-草ぼーぼー①  (31)
まずはじめに3つある草ぼーぼーゾーンの生きもの観察です。DSCN0423
【葉を食べるマメコガネ】
マメコガネ以外にも、葉の上で休憩していたキマダラセセリ、茎などから汁を吸うアオバハゴロモ、それらを食べるオオカマキリ、ジョロウグモ、・・・など、草ぼーぼーゾーンは生きものたちで大賑わい。170820-草ぼーぼー①  (34)
ついで、植生遷移の観察です。草ぼーぼーは自然生態園内に意図的に刈り残している草むらですが、放置された期間が異なるため、草地から藪地、そして森林へと移り変わる遷移の様子を観察しました。

最後は草ぼーぼーゾーンでの実験です。1㎡の範囲で調査区を作り、範囲内の植物を20cmごとに上から切り取り、葉(生産部)と枝・茎(支持部)に分けて重さをはかり、グラフにしました。草ぼーぼー①結果グラフ
【層別刈取りの結果】
「層別刈取り」と呼ばれる実験です。太陽の光を求め、それぞれの植物が競って葉を広げるため、草ぼーぼーゾーンの上部では葉が集中し、地面近くの下部は茎や枝が多くなる様子が見られます。今回のグラフではちょうど真ん中くらいの高さに葉と枝が集中しましたが、これはヤブガラシなどのつる植物に覆われて葉の部分が押し付けられたような形になったためと思われました。同じ草ぼーぼーなのに、年によっても変わってきている様子が、ここでも伺えました。