東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

2017年05月

5月31日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コチドリ、コアジサシ、トビ、ヒメアマツバメ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (20種)カイツブリ_170531_東京港野鳥公園_古沢撮影_IMG_0134_trim
【カイツブリ】
今日は、カイツブリの巣に卵が2個ありました。
東観察広場の観察壁から、右側の奥を見ると、開けた所にぽつりと浮き巣が確認できます。サギ_カモ_170531_東京港野鳥公園_古沢撮影_IMG_0131_trim
東淡水池は、雨水による池なので、ここ最近の雨量では足りず、どんどん水位が下がっています。
また梅雨時になると水位は上がっていきますが、今は、干上がって現れた池の底でコチドリやサギ類、カモ類が休憩していることがあります。

5月30日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、コアジサシ、キジバト、ヒメアマツバメ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、セッカ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ (23種)

28日に確認したカイツブリの巣と卵。
(記録写真を撮れなかったのですが)今日は親鳥が巣で抱卵をしているようでした。
このまま順調にいくことを祈るのみです。

一方で、園内は、昆虫もよく見られるようになってきています。たとえば、ヤブキリ幼虫_170527_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390205_trim
大きくなってきたヤブキリの幼虫が自然生態園の草地で見られたり、ショウリョウバッタ_170528_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390236_trim
潮入りの池周辺の草地では、小さなショウリョウバッタの幼虫たちがたくさんいたり、カマキリ幼虫_170528_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390226_trim
観察小屋周辺の林内で、カマキリの仲間(オオカマキリか、チョウセンカマキリ)の幼虫やナナフシモドキ幼虫_170509_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390112_trim
ナナフシモドキの幼虫もいたり、とあちこちで色々な昆虫と出会うことができます。

シジュウカラ、スズメなどの子育て中の鳥たちも、こういった獲物を探すため、あちこちで飛び回っています。

今日の『第5回 東京港野鳥公園フェスティバル』は大盛況でした。
なんと2000名ほどの方々にお越しいただきました。東京港フェス_170528_東京港野鳥公園_西川撮影_DSC03368_trim
【芝生広場のブース出展の様子】東京港フェス_170528_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390234_trim
【「山田陽治さんと干潟のミニミニ水族館をつくろう!」の様子】東京港フェス_170528_東京港野鳥公園_IMG_0111_trim
【イラストレーターさはらそのこさんによる「どうぶつのおめんをつくろう」の様子】東京港フェス_170528_東京港野鳥公園_IMG_0080_trim
【仲津英治さんによる講演会「自然に学び、自然に近づいた500系新幹線」の様子】

などなど、写真は一部ですが、講師の方々、団体・企業の方々、ボランティアの方々によるプログラムやブース出展でご協力をいただき、また、皆様のご来園・ご参加で大いに賑わいました。

ご来園いただき、ありがとうございました。

一方で、5月28日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、コチドリ、キアシシギ、コアジサシ、キジバト、ヒメアマツバメ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、セッカ、ムクドリ、スズメ (24種)

久しぶりにネイチャーセンター周辺でウグイスの谷渡りや囀りが一日中聞けました。カイツブリ_170528_東京港野鳥公園_青木撮影_20170528193404_trim
【カイツブリ】
東淡水池にて、浮き巣に1つの卵を確認できました。コチドリ_170528_東京港野鳥公園_青木撮影_20170528193528_trim
【コチドリ】
潮入りの池の2号観察小屋では、今日もコチドリの交尾も観察できました。

明日は、『第5回 東京港野鳥公園フェスティバル』です!

入園無料で、色々なイベントにご参加いただけます!
詳しくは、上のリンク先のチラシをご覧ください。

さて、5月27日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、コチドリ、コアジサシ、キジバト、ヒメアマツバメ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ (26種)カナヘビ_170527_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390210_trim
【カナヘビ】
自然生態園の「草ぼーぼーゾーン」周辺でしゃがんで整備をしていたら、頭上の枝にいたカナヘビと目が合いました。
日光浴でもしていたのか、立ち上がって目の前のカナヘビを撮影していると、「草ぼーぼーゾーン」に飛び降りて行きました。
彼らもここを生息の場として利用してくれているようです。ムクドリ_170527_東京港野鳥公園_長縄撮影_IMG_0020_trim
【ムクドリ】
ところが、別の場所では、絶賛子育て中であろうムクドリがカナヘビ(死んでいたか弱っていた可能性もありますが)をくわえて解体をして運んでいました。
東京港野鳥公園で見られる1つの「生きものの繋がり」です。アマサギ_170527_東京港野鳥公園_恩田撮影_IMG_0048_trim
【アマサギ】
夕方、潮が満ちた潮入りの池の林では、10羽ほどのアオサギに混ざってアマサギも樹上にいました。
夕日を浴びて、白さが目立っていました。
(お陰で写真が白飛びしましたが、記録写真までに)

5月26日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ホシハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、コアジサシ、キジバト、ヒメアマツバメ、コゲラ、オナガ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ (19種)

今日は雨が強く、鳥類の確認が少ない一日でした。
そんな中でも、バンは水辺で見られました。
何だか寂しげに見えるのは、雨が憂鬱なレンジャーの心境のせいでしょうか。バン_170526_東京港野鳥公園_恩田撮影_IMG_0014_trim
【バン】
アズマヒキガエル_170526_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390198_trim
【アズマヒキガエル 幼体】
雨で濡れた園路では、アズマヒキガエルの幼体があちこちで見られました。
先日までオタマジャクシだった今年生まれの子達です。
濡れた地面にそっくりな色をしていて、小さいので、足元にお気をつけください。ドクダミ_170526_東京港野鳥公園_恩田撮影_P1390201_trim
【ドクダミ】
アズマヒキガエルを観察するために園路でしゃがんでいると、すぐ近くではドクダミの花が咲き始めていました。

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