東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

カテゴリ: おしらせ

野鳥公園では、工事・作業が各所で行われます。

以下、主な工事・作業です。
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現在、東淡水池は雨不足によりほどんどが干上がり、水辺の生きものの生息場所が減っている状況です。
今後も東淡水池は干上がる可能性があることから、ネイチャーセンターとその隣の広場の間で小規模な池を作り、僅かではありますが水辺の確保を行います。
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【池作りの場所】
水源としては雨水に加えて、散水栓からカルキ抜きをした水を供給することで、天候に左右されない池を作る予定です。また池を利用する生きものとして、以下を想定しています。
・小鳥…スズメ、ハクセキレイ、イソヒヨドリなど、広場にやってくる小鳥の水飲み、水浴び場
・トンボ…アキアカネ、アジアイトトンボなどの産卵場所
・カニ…アカテガニ、ベンケイガニ、クロベンケイガニのような淡水性のカニの生息場所

作業は2月2日から開始し、作業中、通行止めはありません。
観察などのご不便をおかけいたしますが、何卒、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

3月30日(土)に、講座「野鳥公園でプラスチックごみを調べよう」を開催します。

海辺で生きもの観察をしたあと、どのようなごみが流れ着いているかを調べ、私たちにできることを考える体験型の講座です。plastic-20240330-1
※砂の中からマイクロプラスチックを探す様子(2023年7月実施)

事前申し込み制となっております。
ご興味のある方は、下記サイトで詳細をご覧の上、お申し込みください。

【日時】2024年3月30日(土)13:00~15:00
【対象】小学生以上の子どもと保護者
【定員】20名(先着順)
【持ちもの】汚れてもよい服と靴(長靴推奨/サンダル不可)、軍手、タオル、帽子、水筒(飲み物)、筆記用具、雨天時は雨具

【講座の詳細・お申し込みはこちら】

12月24日(日)に「双眼鏡・望遠鏡体験会」を行います。

【日時】2023年12月24(日)10:00~16:00
【場所】ネイチャーセンター2階

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バードウォッチングを始めたいけど
どんな双眼鏡を使えばいいの?という方、
双眼鏡を変えたい、望遠鏡を使ってみたい、
でも自分に合うのはどのタイプ?という方に、
いろいろなメーカーの機種が体験できるコーナーを設置します。DSCN6893

スタッフが常駐しているので、ご不明点や選び方などもお気軽にご相談ください。

また、双眼鏡の「無料クリーニングサービス」も行いますので、ぜひご自身の双眼鏡を持って遊びに来てください!

潮入りの池の杭が腐朽により、ほぼ消失したため、新たに打設工事を行います。

日程:10月26日(木)、27日(金)
作業員:造園業者さん4名 レンジャー適宜

場所・本数(予定):
①潮入りの池の正面(奥10本)
②同上(奥とネイチャーセンターの中間に30本)
③2号観察小屋の右側(1号観察小屋側に10本)

これまでは、植栽の支柱だったものや、間伐した竹などをレンジャーが打設しておりましたが、今回は焼きを入れた丸太を、まとめて打設することとしました。
今年度は、まず50本ですが、様子を見ながら、今後も打設をする計画です。

その間、潮が引いていないと打設工事が困難になるため、最干潮時に水門を閉める可能性があります。
作業が1日で終わるか、翌27日まで続くかは、作業進捗によりますが、水門を閉門した場合、潮入りの池の水位が満ちません。

人が立ち入って打設工事を行うこと、および、水門閉門の旨、ご承知おきの上、何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

以下、これまで潮入りの池の杭にとまり、本ブログで掲載した野鳥をいくつかピックアップしました。
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2008年5月撮影 コアジサシ求愛給餌
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2017年5月17日撮影 アマサギ
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2017年11月5日 ミサゴ
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2019年2月10日 カワセミ
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2019年11月26日 オオタカ
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2022年5月20日 キアシシギ
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2023年6月28日 ササゴイ
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2023年5月9日 チュウシャクシギ

お知らせ投稿のおまけとしては、ボリュームが多めになりましたが、このように野鳥たちの利用場所提供、および、皆様の観察スポットとして役立つことを期待しております。
以上、改めて、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

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