東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

カテゴリ: おしらせ

毎年恒例ですが、今月から東淡水池のヨシ刈り等の草刈を実施いたします。

【作業期間】9月~10月 ※不定期
【目的】開放水面を増やし、越冬するカモ類を始め、水鳥の利用場所を拡張するため。
※放置すると、ヨシ原が拡大し、陸地化の進行や、ヨシや実生木による観察支障が増大します

【草刈作業の予定エリア】
IMG_9611
東観察広場から左側の光景
IMG_9607_memo
別アングルとして、見晴台下からの同じエリアの光景
IMG_9610
東観察広場から右側の光景

島付近にある大きなヤナギ周辺から左側を中心に刈り払います。
①以前、セイタカシギが繁殖したエリアの低茎~中茎の草地から刈り始めます。
②その後、ヨシ原を刈り払います。
③島の右側(ネイチャーセンター側)の草地も部分的に刈払い、カモ類、タシギなどが上陸・休憩できる場を創出します
 ※余裕があれば、樹林化を抑制するため、島の木々の実生木を含む下草も刈り払います。
④東観察広場前の水面の観察支障となっているヨシを刈り払います。

今年は、カイツブリの営巣が長引いたり、コウノトリやシギ類も入っていたりしたため、それらの様子見もあり、造園業者さんではなく、レンジャーができる範囲で作業を行います。
そのため、人員が少ない上、不定期での作業となります。
また、干上がっている内に草刈・搬出をしたいのですが、台風や秋雨も鑑みると、余裕がないため、状況次第でエンジン式刈払機を用います。
(近年、通常は、騒音・排気ガス・健康面の対策のため、充電式刈払機を使っています)

観察支障となり申し訳ございませんが、何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

7月22日(土)より、絵本作家・村上康成さんの原画展を開催します。IMG_7355
(公財)日本野鳥の会の会報誌「野鳥」の連載で掲載したイラストを展示します。1987年4月号より36年間続いている連載エッセー内で、さまざまな方のエッセーに、村上さんのイラストを添えてきました。IMG_7354
【ヤンバルクイナ】

野鳥だけでなく、昆虫や哺乳類など、色とりどりの生きもののイラストを約50点展示しています。IMG_7352


園内で自然観察のあと、涼みがてらじっくりご覧ください!IMG_7356
【エッセーもご覧いただけます】

【会期】2023年7月22日(土)~8月31日(木)※月曜休園
【時間】9:00~16:30
【場所】東京港野鳥公園 ネイチャーセンター1階企画展示室

公園HPはこちら

明日6月15日(木)より、ネイチャーセンター1階の企画展示室で、「世界アルバトロスデー&シーバードウィーク」の展示を行います。IMG_6679

絶滅の危機に瀕する海鳥の現状や保全について知っていただくとともに、アホウドリの写真や絵画、羊毛フェルトなどのアート作品も展示しています。IMG_6675
IMG_6666

また、6月15日(木)~6月21日(水)までの1週間は
アホウドリ保護の第一人者である長谷川博先生(東邦大学名誉教授)が、展示室に来てくれています。mode3_w180_h200-hasegawaH
長谷川先生にアホウドリのお話をお聞きする貴重な機会ですので、ぜひお越しください!
※6月18日(日)は講演会があるため、講演会場にいます。

【会期】2023年6月15日(木)~7月2日(日)※月曜休園
【場所】ネイチャーセンター1階企画展示室
【公園HP】https://www.tptc.co.jp/park/03_08

【講演会の申し込み期間を延長しました】

6月19日は「世界アルバトロスデー」。
アホウドリなど、世界のミズナギドリ目鳥類が直面している苦境と、それらの保全活動が急務であることを呼びかける日です。

日本では独自に、6月19日を含む6日間(6月16日~21日)を「世界アルバトロスデー&シーバードウィーク」と称し、海鳥全般の現状や保全に向けた取り組みを紹介します。
今年は、講演会と展示を行いますので、ぜひご参加・ご来場ください!
※講演会は、6月13日(火)が申し込み締め切りです。

【講演会】
1

◇日時:2023年6月18日(日)10:30~16:00
◇対面式会場:東京港野鳥公園・ネイチャーセンター視聴覚室
◇オンライン:Zoomウェビナー使用
※参加は、オンラインと対面式から選べます。

◇スケジュール
①基調講演:「海鳥類の危機」(長谷川博)
②「混獲リスクの高い漁法と対策:世界の動向」(鈴木康子)
③「オキノタユウ復活へ 現在の状況と課題」(油田照秋)
④「海洋プラスチック問題に対する(公財)日本野鳥の会の取り組み」(山本裕)
⑤「人工営巣地におけるコアジサシの保全活動」(奴賀俊光)
⑥「洋上風力発電が海鳥におよぼす影響と課題」(風間健太郎)
⑦「小笠原のアホウドリ類ことはじめ 暮らしの中のミズナギドリ」(鈴木創)
⑧「天売島のウミスズメの現状(仮題)」(岩原真利)

◇詳細・お申し込みはこちら


【展示】
ネイチャーセンターでは、海鳥に関する保全活動の紹介、海鳥をテーマに制作された絵画や写真などを展示します。

◇会期:2023年6月15日(木)~21日(水)
※19日(月)休園、最終日は15時までです。


主催:世界アルバトロスデー&シーバードウィーク実行委員会

6月4日(日)にイベント「海ごみクリーン作戦!」を行います。

海と繋がっている東京港野鳥公園には、日々たくさんのごみが流れつきます。1

時には釣り糸が野鳥に絡まったり、野鳥のペリット(消化できずに吐き出したもの)からプラスチックごみが発見されることもあります。5
【ルアーが絡まったカルガモ】

野鳥やカニなど、多くの生きものが暮らす海辺で
一緒にごみ拾いをしませんか?

海洋プラスチックごみの問題についてお話したあと、
・干潟でのプチ生きもの観察会
・ごみ拾い
・マイクロプラスチック探し
を行います。6


【日時】2023年6月4日(日)10:00~12:00
【対象】小学生~大人(小学生は保護者同伴)
【持ち物】汚れてもよい服装、長靴か汚れてもよい靴(サンダル不可)、軍手(貸出あり)、タオル、帽子、飲み物、雨天時はレインコート

【事前申し込み制】
申し込み期限:6月3日(土)15:00まで

下記アドレス宛に、参加者全員の氏名・年齢をお送りください。
yachokouen.event@wbsj.org

↑このページのトップヘ