東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

カテゴリ: おしらせ

年末年始の休園は、令和4年12月29日(木)から令和5年1月3日(火)となります。
年明けは、令和5年1月4日(水)午前9時より通常開園いたします。

東京港野鳥公園では、2022年12月1日から捕虫網(虫とり網)、虫かごが持ち込み禁止となり、無料貸し出しが始まります

既に園内各所では、事前告知の掲示物を設置しておりました。PB260533_retouch
受付に設置している告知サイン

貸出時間
2月~10月:9:00~16:00
11月~1月:9:00~15:30

返却時間
2月~10月:16:30まで
11月~1月:16:00まで

今後、捕虫網、虫かごをお使いになりたい方は、受付で受け取り、自然生態園で使い、捕まえた生き物は自然生態園を出る前に放し、受付に網、かごを返却する、という形になります。

捕まえた生き物を入れた虫かごを持って受付より芝生広場側に入ることはできません。
貸出しの捕虫網、虫かごが使える場所は、自然生態園のみに限定されます。

念のため、この取り組みに至った背景をここでお伝えいたします。

現状、園内では持参した捕虫網、虫かごを使って虫取りをご自由にお楽しみいただける状況です。
虫取りを楽しまれるご家族や、大人の方もお見掛けします。

一方で、捕まえた昆虫を持ち帰っている人がいるという苦情がとても多く寄せられていました。
それを受け、捕虫網、虫かごを持参されている方には、受付や園内で「持ち帰りをご遠慮ください」とお伝えし、園内アナウンスもかけていましたが、状況は改善されませんでした。

当公園、特に自然生態園は、「かつて人と生き物が共存していた里地里山の風景を復元する」というコンセプトがあり、虫取りも当公園でできる自然体験の1つです。
特に都市部では、自由に虫取りができる場所は多くはありません。

しかし、種類にもよりますが、当公園の面積で、その中にいる昆虫の個体数は、決して多いとは言えません。
トンボ類の一部のように移動能力のあるものが外から入ってくる可能性もあり得ますが、周りの生息適地から分断されて、主に園内で世代交代をしている昆虫の場合は、持ち出されることで個体数が減っていきます。

また、虫取り行為によって、翅が傷むこと、時に死亡する昆虫がいることも十分に想定されますが、虫取り体験までは禁止したくないという意見、想いがあります。

そのような現状を踏まえ、公園管理者内でも長いこと検討し、協議を重ねました。

その結果、今回の対策をとらせていただくことになりました。
・外に持ち出すことや、持ち込む(持ち運ぶ)ことから防ぐため、捕虫網、虫かごの持ち込み禁止
・継続してお子様に園内で虫とり体験をしていただくため、捕虫網、虫かごの無料貸出し

何卒、ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

11月13日(日)に、オンライン講座「電柱鳥類学 鳥と電柱電線との知られざる関係」を開催します。

私たちが日々目にしている電柱や電線。
そこに鳥がとまっている風景は、今や日常となっています。ハシブトガラス_101108_東京港野鳥公園_公財日本野鳥の会_掛下撮影
どんな鳥がとまっているのか?
なぜとまっているのか?DSCN8674
電柱電線と鳥たちの知られざる関係をお話します。

講師は、北海道教育大学函館校教授の三上修先生。
「電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?」「スズメの謎 身近な野鳥が減っている!?」などの著者で、スズメをはじめとした都市に生息する鳥類を対象に研究されています。IMG_3411

【講座のご案内】
◇日時:2022年11月13日(日)13:00~14:20
◇開催方法:Zoomウェビナー
◇参加費:無料
◇Zoomに参加できる端末(PC、スマホ等)、接続環境をご準備ください。

【申し込み方法】
メール申し込み/下記宛に、お送りください。
宛先:yachokouen.event@wbsj.org
件名:電柱鳥類学申し込み
本文:参加者の氏名、メールアドレス(ZoomのURLを受け取るメールアドレス)

締切:11月10日(木)
※@wbsj.orgからのメールを受信できるよう、設定してください。
※メール受信後、4日以内にお返事をお送りします。届かない場合は、お手数ですが03-3799-5031までお問い合わせください。
電柱鳥類学チラシ画像

11月1日(火)より1か月間、ネイチャーセンター1階の企画展示室で下記の展示を行っています。

◇ボランティアガイド写真展
園内に生息する野鳥や昆虫、植物の写真を展示しています。

◇東京港グリーンボランティアの活動展示
樹木剪定や干潟の環境整備など、自然豊かな公園を維持するための1年間の活動をパネルで紹介しています。
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ネイチャーセンターにお越しの際は、ぜひ1階企画展示室にも足をお運びください。

公式Twitter(受付の方が発信するアカウント)からの今更の転載となりますが…

お客様から要望が多かったコミュニティサイクル(シェアサイクル)を導入しました!
ポートは正門を入りスロープを登った右奥にあります。利用時間は野鳥公園の開園時間に準じます。

使用方法や会員登録は公式サイトhttps://docomo-cycle.jp/ota/をご確認ください。image_50741249

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