東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

本日、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、コチドリ、イソシギ、ウミネコ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、アオジ、オオジュリン(37種)

2号観察小屋の前の干潟では、カモ達の休息や採食活動を観察できました。
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【ハシビロガモ】
繁殖地に渡る前で気が立っているのか、オス同士の小競り合いをよく見るようになりました。ハシビロガモのオスは胸を押し付け合って争っていました。
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【コチドリ/オス】
2号観察小屋の南側の干潟では、コチドリのオスが採食行動をしていました。これからコチドリを近くで観察する機会も増えそうです。

ネイチャーセンターと2号観察小屋の間にある樹林から、ガサガサと落ち葉をひっくり返す音が聞こえました。
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【シロハラ】
音を出していたのは、シロハラでした。落ち葉の下の土に隠れるミミズや昆虫の幼虫などを探していたようです。

前浜干潟観察デッキでは、カンムリカイツブリを観察できました。
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【カンムリカイツブリ】
潮入りの池や前浜干潟の運河にいるカンムリカイツブリはオレンジ色の夏羽に生え変わってきている個体も多いですが、この個体はまだ冬羽が多く残っていました。

ネイチャーセンターから見える、潮入りの池の干潟にはチゴガニがいました。
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【チゴガニ(手前)とヤマトオサガニ(奥)】
まだ数は少なく目立たないですが、チゴガニらしい、はさみを大きく振りかざすウェービングも見ることができました。

3月23日に投稿した「3月18日 クマタカを確認しました」につき、「クマタカではないように見える」という問合せを何件かいただきました。

そのため、再度検証を行いました。

外部の猛禽類に詳しい専門家・研究者にもヒアリングをした結果、「クマタカである」とする意見と、「クマタカではなく、考えられるのはチュウヒ属」とする意見が出ました。

意見が分かれたため、レンジャーとしては「クマタカと断定することができない」となりました。

そのため、本件の猛禽類は、「不明種として扱う」こととします。

よって、当日の確認種一覧からクマタカは削除いたします。

本件は、お問合せくださった方々のご意見があって、再検証する契機となりました。
お問合せくださり、ありがとうございました。
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本日、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、イソシギ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ、オオジュリン(38種)

自然生態園の畑では、ジョウビタキが観察できました。
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【ジョウビタキ】
飛んでいる虫に反応する様子や、見つけた虫に飛び掛かる姿が見られました。

潮入りの池の園路では、満開のエノキにメジロが来ていました。
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【メジロ】
10羽ほどのメジロはシジュウカラ、コゲラと一緒に動いていました。
また、メジロは嘴が花粉で黄色くなっている個体が多かったです。

お客様から情報をいただき、2号観察小屋から通称「アジサシ島」を見ると、岩場でタシギが寝ていました。
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【タシギ】
ほとんど動かず、休んでいましたが、時々、顔を出して周りを見ている様子でした。

前浜干潟観察デッキでは…
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【カイツブリ】
魚(マハゼ?)を食べるカイツブリや、
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【オオバン】
カニを食べるオオバンを観察できました。

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