先日、「データから見るカモ類の個体数変動」というタイトルで、越冬カモ類の厳冬期の減少についてご報告しました。
(グラフに誤りがあったため、修正しています)

今回は、種ごとにグラフを作ってみました。
グラフだけでボリュームが多くなるので、文章は少な目にします。

まずは、毎年一番乗りするコガモ。
kogamo

減少傾向があって注目されるハジロ属として、ホシハジロ。
hoshibajiro

同属のキンクロハジロ。
kinkuro

同属のスズガモ。
何千、何万羽と集まる同じ東京湾奥部の三番瀬や葛西と比べて、確認個体数がはるかに少ないので、それほど注目しなくて良さそうですが…
suzugamo

3号観察小屋前の西淡水池に集まる傾向があるマガモ。
magamo

その他、個体数は少な目ですが、当公園で比較的よく見られる越冬カモ類。
ハシビロガモ。
hashibiro

ヒドリガモ。
hidori

オナガガモ。
onaga

オカヨシガモ。
okayoshi

ヨシガモ。
yoshi

※稀にしか見られないオシドリ、シマアジ、ホオジロガモなどは除外しています。

上のグラフを見ると、種によって増減の傾向が違うようです。
①渡来直後は多いものの、その後は利用が少なくなる種(コガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、実はホシハジロも)
②ずっといる種(マガモ)
③厳冬期にいなくなる種(キンクロハジロ)
越冬カモ類全体でグラフを見るだけでなく、やはり、細かく見る必要もありますね。

また、経年変化は、この短い期間だけでは分からない大きな年変動もあるので、引き続き、データ集積をしていきます。