東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

2021年10月

10月31日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、アオアシシギ、イソシギ、トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ (36種)

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【カワセミ】
東観察広場の観察窓の目の前にある木に、カワセミが止まりました。最近はこの場所がお気に入りらしく、よく止まっています。

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【ヨシゴイ・オス】
東淡水池左側のヨシを刈った縁の付近で、ヨシゴイ2羽の小競り合いが始まり、負けたオスが東観察広場手前のヨシに飛び込みました。
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【ヨシゴイ・メス】
ヨシゴイのメスは狩場を独占し、短い時間で魚を3匹も捕まえていました。水面に浮く、刈ったヨシの下は小魚やエビなどの隠れ場所になっていて、ヨシゴイは狩場として頻繁に利用しているようです。

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【オオタカ】
東観察広場から見える木には、オオタカが止まっていました。雨が降り始めたお昼頃、樹林に飛び込んで見失いました。

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【オナガガモ】
1号観察小屋では、激しく争うオスのオナガガモたちを観察できました。綺麗な繁殖羽に生え変わったカモたちは、間もなく恋の季節を迎えます。これからオス同士の競い合いを観察する機会が増えてくるでしょう。

10月30日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オシドリ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、アオアシシギ、イソシギ、ウミネコ、セグロカモメ、トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ (38種)

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【アオジ・オス】
自然生態園の樹林では、アオジが盛んに動いていました。オスとメスが鳴き交わす姿を観察できました。
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【スズメ】
芝生広場ではスズメがイネ科の植物の種子を採食していました。群れの中には、くちばしの付け根が黄色い今年生まれと思われる若い個体もいました。

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【オオタカ成鳥とトビ】
東観察広場上空では、トビにモビング(疑似攻撃)を仕掛けるオオタカの成鳥を観察できました。
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【オオタカ幼鳥とハシブトガラス】
ハシブトガラスがオオタカの幼鳥をモビングする姿も観察できました。季節が冬に移り変わり、園内で猛禽類を観察する機会が増えてきました。

東淡水池には、オシドリがやって来ていました。
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【オシドリ】
オス3羽とメス1羽のグループです。
※左側の1羽はエクリプス(オスの非繁殖羽)です

昨日、ネイチャーセンター横の芝生地前にある、東淡水池の放水路のヨシを刈りました。A (1)
【作業前】A (2)
【作業後】B (1)
【作業前】B (2)
【作業後】繁茂していたヨシを除去し、底が見えるようになったので、淡水池の水も少し放水しました。PA290326
【放水中の様子】
その際、モツゴ(別名:クチボソ)も50匹ほどが流れたため、昨夕からカワセミが来ていました。
今日も夕方になって、カワセミが飛来し、多くのお客様としばらく観察することができました。カワセミ_211030_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_0045_trim
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【カワセミ】
淡水池の水が多くある内は、時々放水をしますし、雨天時も水がたまることがあります。(雨量によりますが)
この放水路に水がある時は、小鳥の水浴びや、カワセミの観察ができる時もあると思います。

10月29日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、アオアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、クロジ (37種)

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【アオジ】
自然生態園の樹林ではアオジのメスを観察できました。渡ってきたばかりのためか落ち着きがありませんが、鳴き声のする場所で静かに観察していると、時折姿を見ることができます。この時はニクバエの仲間を空中で捕まえていました。

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【ヨシガモ】
3号観察小屋ではヨシガモを観察できました。オスが羽繕いしていた際、羽がぽろっと抜けました。オスは綺麗な繁殖羽に生え換わってきました。

お客様から情報をいただき、東淡水池では、今日もヨシゴイが見られました。
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【ヨシゴイ】
池の左側手前のヨシ刈りをした縁あたりで、獲物を探す様子をしばらく観察できました。

ネイチャーセンター前の潮入りの池の干潟には、こちらも昨日に続き、アオアシシギの姿がありました。DSCN7894
【アオアシシギ】
採食をしながら、奥の方へと歩いて行く様子を観察できました。

また、前浜干潟観察デッキからは、遠くにカンムリカイツブリを確認しました。
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【カンムリカイツブリ】
今季初の確認です。





10月28日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、ヒクイナ、オオバン、アオアシシギ、イソシギ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ (39種)

潮入りの池の左側のヨシ原では、ヒクイナとクイナが採食している様子が見られました。
東淡水池では、今日もヨシゴイが度々観察できました。
アオジはあちこちで鳴いていました。

また、自然生態園の畑近くの林縁でマミチャジナイを撮影されている方がいました。

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【モズ】
今日も東淡水池でモズたちが盛んに鳴き、飛び交っていました。
東観察広場の観察壁の目前にある木にもとまっていました。コガモ_211028_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_9970_trim
【コガモ】
東淡水池では、今日もオオタカ成鳥が飛び、閑散としている感じでしたが、ヨシ原をよく見るとコガモたちがあちこちで休んでいました。

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