東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2021年11月

11月30日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ (47種)

ネイチャーセンター上空では、ツバメが2羽飛んでいました。
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【ツバメ】
ツバメは秋になると、越冬のために東南アジアやフィリピンなどの南方に渡りますが、一部が残って日本でも越冬する事があるようです。今日は久しぶりに風が弱く、日中の気温も高かったので、昆虫類を狙って飛んでいたのかもしれません。

3号観察小屋では、オオタカ、ハイタカ、ノスリなど、数種類の猛禽類が観察できました。
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【オオタカ】
ヒヨドリが一斉に飛び立った瞬間、オオタカの幼鳥が木に止まりました。東淡水池上空でもオオタカの成鳥が観察されているので、複数のオオタカが園内全体を狩場として利用しているようです。

自然生態園の樹林では、20羽近くのアオジが採食活動していました。
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【アオジ】
地面に降りることも多くなったので、動かず声を立てずに静かにしていると、近くで観察する事ができます。

前浜干潟観察デッキ前では、約10日ぶりにウミウを確認しました。
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【ウミウ】
ちょうど、岩の上で濡れた羽を乾かしているところでした。

しばらく観察を続けていると、1羽の小鳥が飛んできました。
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【タヒバリ】
タヒバリです。こちらも約10日ぶりの確認で、前回もこの場所で見られていました。

また、近くにはカンムリカイツブリの姿も。
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【カンムリカイツブリ】
遠くの方にいた2羽と合わせ、3羽いました。

11月28日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、オオバン、イソシギ、セグロカモメ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ (41種)

昨日に引き続き、強い北風が吹き、寒さを感じる日でした。

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【モズ】
1号観察小屋手前のヨシ原では、モズが高鳴きをしていました。

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【ノスリ】
お昼にかけて、強い風が吹きましたが、それに抗うように、ノスリがネイチャーセンター上空を旋回していました。

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【コガモ オス】
東淡水池では、コガモたちが活発に泳ぎ回り、採食をしていました。
渡ってきたばかりの頃はまだエクリプス(非繁殖羽)でメスのような見た目でしたが、ここ数日ではっきりとしたオスの色になってきました。
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【コガモ メス】

11月27日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イソシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ (37種)

強い北風が吹きつけ、冬の到来をひしひしと感じた一日でした。
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【ミコアイサ】
ミコアイサが飛来しました!昨年に引き続き、2年連続での確認となります。
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【潮入りの池での様子】
開園直後に東淡水池にて発見後、しばらく姿を見せず、お昼頃に1号観察小屋付近にてまた姿を現しました。
ホシハジロやキンクロハジロたちの群れに混ざり、閉園時間まで休息していた様子でした。
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【イソヒヨドリ】
前浜干潟では約1ヶ月ぶりにイソヒヨドリを確認。

東淡水池上空では、オオタカの幼鳥をハシブトガラスが追いかけていました。カラスの仲間は、天敵である猛禽類を見つけると、攻撃する事が多く、園内を狩場にしているオオタカの幼鳥と空中戦を繰り広げる場面を多く観察できます。
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【オオタカ幼鳥とハシブトガラス】
自然学習センター近くの熟れたカキの実には、メジロが訪れていました。
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【メジロ】
2号観察小屋近くにある実をつけたハリギリにもメジロの群れがいました。今の時期のメジロは、果汁や種子類を好んで食べるため、静かに観察していると、メジロを間近で観察することもできます。

11月26日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、セッカ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ (40種)
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【カワセミ】
東淡水池では、今日もカワセミがよく飛んでいました。
剪定で立ち枯れさせた東観察広場前の実生木・アカメガシワの枝にとまっていました。
(実生木は放っておくと、どんどん生長してしまうので、適宜、除去・伐採するのですが、これは止まり木として残したものです)ミサゴ_211126_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_0246_trim
【ミサゴ】
昼頃、ネイチャーセンター付近の上空をミサゴが飛んでいました。
快晴の空で白い姿が目立っていました。ボラ_211126_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_0227_trim
【ボラ】
前浜干潟観察デッキで、お客様に「あれは何をしているの?」と尋ねられたのですが…
デッキ前では、ボラの群れが水面で口をパクパクしていました。
どうやら、水中の溶存酸素が乏しくなり、大気中の酸素を吸っていたようです。
今日は波がほとんどなかったので、所によって貧酸素の所があったのかも知れません。

11月25日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ミサゴ、オオタカ、ノスリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ (36種)

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【シジュウカラ】
自然生態園の近くに設置されている巣箱にシジュウカラが止まりました。巣箱の中をしきりに確認していました(春の繁殖シーズンには、巣や巣箱の撮影は避けましょう)。

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【サンショウクイ・亜種リュウキュウサンショウクイ(写真は11月11日のもの】
自然生態園では、シジュウカラとメジロの群れに混じるサンショウクイも観察できました。

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【イソシギ】
前浜干潟観察デッキでは、カニを捕まえたイソシギを観察できました。その後、地面に叩きつたりしてカニの足を器用に外し、丸呑みしていました。

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