東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします。

2022年07月

7月31日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (28種)

夏らしい日差しと暑さの厳しい1日でした。
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【アオサギ】
1号観察小屋では、アオサギが翼をパラボラアンテナのように広げ、日光浴をする姿を観察できました。
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【アオサギVSアシハラガニ】
ネイチャーセンター地下1Fにある干潟遊歩道からは、狩りをするアオサギの姿を観察できたのですが、捕まえたアシハラガニに嘴を挟まれ、アオサギは苦悶の表情を浮かべているように見えました(笑)
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【ササゴイ】
ササゴイは、満ち潮の時間になると、2号観察小屋の前の干潟に頻繁に飛来しています。
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【オオヨシキリ】
ネイチャーセンターや2号観察小屋からは、潮入りの池のヨシ原を飛び回る、オオヨシキリの姿を観察できました。

東観察広場の中央にある草むらではアオスジアゲハの交尾を確認しました。
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【アオスジアゲハ】
レンジャーが少し近寄ると、上にいる個体が下の個体をぶら下げながら飛翔して逃げていきました。
アオスジアゲハは年に3~4回発生し、卵から成虫になるまでに1ヶ月半ほど掛かるようです。このペアの子供たちが成虫になるのは9月の半ば頃でしょうか。

前浜干潟に続く園路には、シオカラトンボのメスが葉の裏で翅を休めていました。
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【シオカラトンボ/メス】
トンボは炎天下でも活発に飛び回るイメージがありますが、この個体は暑さを凌ぐかのように葉の裏でじっとしていました。

7月30日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (31種)

朝、潮入りの池では、キアシシギが活発に飛んでいました。
ネイチャーセンター前の島から2号観察小屋、1号観察小屋の前、1号観察小屋の対岸など転々としていまいた。キアシシギ_220730_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2079_trim
【キアシシギ】
1号観察小屋では、すぐ目の前にキアシシギが来ました。
(ヨシが観察支障になってきたので、近々、刈ります)9df97a13
【ササゴイ】
前浜干潟観察デッキ前では、ササゴイ1羽が岩から岩へと飛び移りながら、移動していました。
そのすぐ近くの岩の影では、イソシギがまるで日差しをさけるようにして日陰でじっとしていました。イソシギ_220730_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2100_trim
【イソシギ】
そろそろ、タカブシギ、クサシギなどが飛来しても良い季節なので、見逃さないようにしたいものです。コチドリ_足環_220730_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2056_trim
【コチドリ】
足環をつけているコチドリがいると昨日もお客様から情報をいただきましたが、レンジャーも確認できました。
左ライトブルー、右白のカラーリングでした。
(こうした確認の際は、レンジャーから研究者に報告をしています)DSC_3603
【キンクロハジロ】
お客様からご連絡をいただき、1号観察小屋から水門の近くにいるキンクロハジロ1羽が確認できました。
越夏個体でしょうか。

管理事務所とネイチャーセンターに、貸し出し用の傘をご用意しました!IMG_1853

これからの季節、急な雨や夕立が増えると思います。
どうぞご自由にお使いください。

【おねがい】
・ご利用は園内のみとなります。
・返却は、管理事務所かネイチャーセンターにある所定の傘立てにお戻しください。
・雨天時のみ設置しています。
急な雨で、貸し傘が出ていない!と言う時は、お手数ですがスタッフまでお声かけください!

【設置場所】
・管理事務所受付
・ネイチャーセンター正面玄関

7月29日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (24種)

潮入りの池の干潟には、キアシシギやコチドリ、セイタカシギがやってきていました。
セイタカシギ 2022.7.29


セイタカシギ 2022.7.29 (2)
【セイタカシギ】
朝から潮入りの池で2羽みられていました。

前浜にはいまだササゴイが健在です。
ササゴイ(トリミング)
【ササゴイ】
この日はカワウに混じって2羽のササゴイを見つけました。

また、トビハゼの繁殖状況を確認するため、巣穴調査を行いました。
2つの巣穴が確認され、オスのトビハゼが口で泥を運び出していました。DSCN8442
【トビハゼ】
近くにいたアシハラガニにジャンプで飛びかかったり、背びれをたてながらぐいぐいと押し出して、巣から遠ざけていました。

7月28日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、コアジサシ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (28種)

セイタカシギは東淡水池と潮入りの池を行き来していました。
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【セイタカシギ】
採食は潮入りの池で行い、休息は東淡水池で行うことが多いようです。
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【カワウ】
潮入りの池では、カワウの集団での狩りも観察できました。

コアジサシは、前浜干潟観察デッキの前の浅瀬でホバリングをしていました。
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【コアジサシ】
満ち潮になると、小魚が浅瀬にくる事が多くなるので、コアジサシはそれを狙っているようです。
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【クロダイ】
浅瀬や岩礁に隠れる小魚を狙ってやってくるクロダイも前浜干潟観察デッキで観察できました。

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