東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年08月

8月25日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、コチドリ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ (28種)

東淡水池では、朝からカワセミがよく見られました。DSCN8899
【カワセミ】
羽繕いをしていたため、くちばしには羽がついていました。

ネイチャーセンター地下1階のがた潟ウォークでは、トビハゼが見られました。DSCN8893
【トビハゼ(婚姻色で、淡いオレンジ色が出ています)】
そろそろ繁殖シーズンも終わりかと思っていましたが、今日は活発に求愛のジャンプをしたり、メスを案内するための巣穴を掘っていました。DSCN8895
【トビハゼの巣穴】

前浜干潟観察デッキでは、少し遠かったのですが、久しぶりにイソヒヨドリを観察できました。
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【イソヒヨドリ】
城南大橋の橋脚に止まっていました。お客様からの情報では、写真の個体と同一個体と思われる若いオスが前浜干潟観察デッキの目の前にやってきたそうです。

8月24日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (24種)

ネイチャーセンターから見える保護区内の水門近くの枝にカワセミが止まっていました。
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【カワセミ/オス】
東淡水池だけでなく、自然生態園や潮入りの池でもカワセミがよく確認されています。
「ツィーッ、ツィーッ」という甲高い鳴き声を覚えていると、カワセミと出会える可能性がぐんと高まります。

昨日と同じく、2号観察小屋の裏にあるサンゴジュにコムクドリが来ていました。
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【コムクドリ/オス】
ムクドリの群れに混じり、一緒に行動していました。

ネイチャーセンター前の島では、コサギとカルガモのイナゴを捕る姿が観察できました。
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【コサギ】
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【カルガモ】
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普段カルガモは植物性のもの、コサギは魚を食べますが、イナゴが大量に発生しているため目に付くのかイナゴを捕まえ食べていました。

1号観察小屋の前ではササゴイが観察できました。
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【ササゴイ】
熱心に羽繕いをしていましたが、飛んでいるトビが気になるのかしきりに空を見上げていました。

8月23日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、セイタカシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (26種)

今日は、潮入りの池の樹林で休むオオタカ成鳥が注目を浴びていました。
(開園直前にオオタカ幼鳥が東観察広場横の高木から飛び立ちました。また、お客様情報では、自然学習センター付近の頭上ではチョウゲンボウが見られたそうです。)オオタカ_220823_東京港野鳥公園_恩田幸昌_P8230056_trim
【オオタカ】
食後のようで、胸元が膨れていました。オオタカ_2220823_東京港野鳥公園_恩田幸昌_P8230133_trim
時折、翼を軽く広げたり、あくびのような仕草も見られました。P8230151
このオオタカは、ネイチャーセンターでのみ、しっかりと観察することができ、この写真の中央あたりの林内にいました。
一方、潮入りの池の干潟には、セイタカシギが1羽だけカワウの群れに混ざっていました。セイタカシギ_220823_東京港野鳥公園_恩田幸昌_P8230012_trim
【セイタカシギ】
昨日、レンジャーは底生生物調査で潮入りの池、前浜干潟に立ち入っていたのですが、その時は、セイタカシギが3羽いました。
(以上の写真は、どれもデジスコ撮影のため、ぼやけております)スズメ_220823_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2472_trim
【スズメ】
2号観察小屋前の干潟では、スズメの幼鳥たちが水浴びをしていました。コムクドリ_220823_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2493_trim
【コムクドリ】
前浜干潟観察デッキへ向かう曲道のサンゴジュに少なくとも3羽はいました。
時々見られる程度なので、ご覧になられたい場合は、じっくりと観察する必要がありそうです。

8月21日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ (24種)

ネイチャーセンターと2号観察小屋の間の沿道では、スズメが昆虫を捕まえる姿が観察できます。
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【スズメ】
スズメの幼鳥とカマキリの幼虫がにらみ合っていました。
カマキリは大きく鎌を振り上げ、精一杯威嚇していましたが、スズメはジリジリと距離を詰めていきました・・・。
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しかし、後ろから別の幼鳥がカマキリを強襲し、漁夫の利のごとく、追い詰めていた獲物をまんまと奪われてしまいました。

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【チュウサギ】
東淡水池では、コサギの群れに1羽だけチュウサギが混じっていました。
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【チュウサギ(左)とコサギ(右)】
チュウサギとコサギを近くで撮影できたのですが、奥にいるコサギと比べても、チュウサギの身体の小ささが一目瞭然でした。

8月20日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ヨシゴイ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、コチドリ、キアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、ウミネコ、コアジサシ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (29種)

4号観察小屋の対岸付近で、ヨシゴイが見られました。DSCN8848
【ヨシゴイ】
枝の上を歩きながら足をすべらせたり、枝から枝へ移動する時に失敗して落ちそうになったりと、少しおっちょこちょいなヨシゴイでした。
水面を覗き込んでいたので、食べ物を探していたようです。

3号観察小屋の樹林で、ハシブトガラスが樹木の葉のようなものを咥えていました。
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【ハシブトガラス】
ハシブトガラスは、羽を広げると、約12㎝にもなるオオミズアオと思われるヤママユガの仲間を捕まえていました。
葉にそっくりな色合いと形のオオミズアオですが、ハシブトガラスの目は欺けなかったようです。

2号観察小屋の裏の樹林にあるエノキの木は実が赤く熟して食べ頃になっているようで、木の下で静かに観察していると、ムクドリとコムクドリ、シジュウカラなど様々な野鳥達がやって来ます。
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【メジロ】
メジロ達は大きな実を飲み込んだ後、長い舌をチロッと出す仕草をしていました。

2号観察小屋では、カルガモを観察できました。その内の数羽のカルガモにどこか違和感を感じました・・・・。
スライド1
【カルガモ】
翼の部分の風切羽と呼ばれる部位が未発達なのが違和感の理由です。
カルガモは繁殖期が終わると、羽の生え替わりを行うための換羽をします。その際に、風切羽を一度に全て落としてしまいます。
羽が全て生え揃うまで飛ぶ事ができないので、カルガモは換羽中は歩くか、泳いで移動しています。

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