東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年08月

8月16日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (27種)

2号観察小屋では、同時に3羽のセイタカシギが観察できました。
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【セイタカシギ/オス】
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【セイタカシギ/メス】
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【セイタカシギ/幼鳥】
3番目の写真のセイタカシギは、目の虹彩に黒が多い事、身体の上面部分の羽に灰色の斑模様が残っている事、脚の関節部が綺麗なピンク色になりきっていない等、幼い個体の特徴が多く残っているので、幼鳥だと思われます。
3羽仲良く一緒に行動しており、潮入りの池と東淡水池を行き来しています。
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【セイタカシギのあくび】
幼鳥は疲れてしまったのか、片足立ちになり、眠たそうにあくびをしていました。

お客様からの情報で、1号観察小屋の対岸にあるマツの木に止まるトビの幼鳥2羽を観察できました。
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【トビ】
身体全体に白斑があるのがトビの幼鳥の特徴です。
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【トビ】
ネイチャーセンターから、トビの幼鳥の飛翔も観察できました。
他の猛禽類と識別する際によく利用する、トビの真っすぐとした特徴的な尾羽も、写真の個体はまだ生え揃っていませんでした。

園内ではこれからの季節、猛禽類を観察する機会が多くなると予想されますが、尾羽の生え揃っていない紛らわしいトビにご注意ください。

自然生態園のヒマワリにカワラヒワが来ていました。
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【カワラヒワ】
ヒマワリの種だけでなく、葉の裏側もつついていました。

8月14日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、ヒメアマツバメ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (25種)

前浜干潟観察デッキの前ではコサギが争っていました。
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【コサギ】
空中で蹴りあい、片方は水面に押さえつけられていました。水面に押さえつけたられた方のコサギは、前浜の奥へ逃げていきました。

潮入りの池では、ずらりと並んだカワウが暑そうに口を開けていました。DSCN8697
【カワウ】
汗をかかない鳥たちは、口を開けて水分を蒸発させることで体温調節をします。
口をふるふると震わせるカワウたちを撮影していると・・・

カニをつかまえたウミネコと、それをもらおうとするアオサギの様子も映っていました。(1度通過したあと、また小走りで戻ってきます)

ミニ生態園の草むらの上では、多くのアカトンボの仲間が飛翔していました。
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【アカトンボ類の群れ】
空を見上げた時は、鳥たちだけでなく昆虫たちの飛翔もぜひ観察してみてください。

8月13日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ (25種)

台風8号の影響で、お昼頃から激しい雨が降り出しましたが、シギ達は2号観察小屋の前にある干潟を元気に動き回っていました。
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【キアシシギ】
羽毛についた雨粒をブルッと震わせながら、キアシシギは干潟を歩き回っていました。

連日観察されている激しく争う2羽のキアシシギは、大雨が降ろうと、争う事はやめないようです。
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【争うキアシシギ】
頭を押さえつけ、そのまま組み伏せる形でもみ合い、敗れた方のキアシシギは少し離れた位置へ退散していきました。

ヒートアップしたキアシシギは近くにいたイソシギにも攻撃を加えようとしました。
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【イソシギ】
イソシギは威嚇するようなポーズを取りましたが、身体の大きなキアシシギには勝てないと感じたのか、痛い目に合う前にネイチャーセンターの干潟の方向へ逃げていきました。

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【オオヨシキリ】
一旦雨が弱まったお昼過ぎ、3号観察小屋ではオオヨシキリを観察できました。
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風でヨシがユラユラと揺れていましたが、オオヨシキリはしっかりと茎に掴まっていました。

8月12日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、イソシギ、ウミネコ、コアジサシ、トビ、キジバト、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (28種)

ネイチャーセンター付近では、今日も草刈跡地でツバメたちが採食を盛んにしていました。
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【ツバメ】
ネイチャーセンターの屋根や、窓辺にとまる様子も度々見られました。
一方、潮入りの池では、お客様から「ササゴイの幼鳥がいる」とご連絡をいただき、確認しにいくと、ササゴイ_アオサギ_220812_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2425_trim
1号観察小屋の対岸にアオサギと一緒にいるササゴイ幼鳥が見られました。
当公園では、今年初の確認だと思います。
また、自然生態園では、ムクドリの群れと一緒に行動するコムクドリを観察できました。
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【コムクドリ/オス】
園内にあるエノキやサンゴジュ、ミズキなどが結実しています。コムクドリは熟した食べやすい実を探して、ムクドリたちと一緒に園内を移動しているようです。
コムクドリを見つけたい場合は結実している木に注目してみると良いと思います。

昨日に引き続き、自然生態園の畑にある結実したヒマワリにカワラヒワがやって来ていました。
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【カワラヒワ】
少し離れたところで静かに観察していると、ヒマワリの種子を嘴で器用に割って、中身だけを食べる姿を観察することができます。

8月11日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、イソシギ、キョウジョシギ、ウミネコ、コアジサシ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (32種)

「自然生態園にカワラヒワがいたよ」とお客様から情報をいただきました。
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【カワラヒワ/オス】
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【カワラヒワ/メス】
畑の裏の林の中でオスとメス、2羽を観察できました。お客様の情報では、幼鳥も一緒にいるそうです。
自然生態園の畑では、ヒマワリが結実しているので、それを目当てにやって来ています。
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メスは片方の翼を「スサーッ」と伸ばし、リラックスしていました。

前浜干潟観察デッキからは、ササゴイとキョウジョシギを見ることができました。
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【ササゴイ】
口に魚と思わしき生き物をくわえています。その後、岩場の裏側へと隠れていきました。

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【キョウジョシギ】
デッキ前の岩の間を見え隠れしながら、フジツボをつついていました。

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