東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年09月

9月27日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (26種)

潮入りの池にオナガガモのオスが1羽、飛来しました。今シーズン初記録です。
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【オナガガモ/オス】
カルガモと一緒に採食しているのを1号観察小屋と2号観察小屋で観察できました。
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【オナガガモ/オス】
時折、羽繕いしていましたが、その度に羽が抜けていました。
今の時期、渡ってきたばかりのカモのオスの多くは、エクリプスと呼ばれる非繁殖羽で地味な羽色をしています。10月から11月にかけて、美しい繁殖羽に生え変わります。

4号観察小屋では、カワセミのメスを観察できました。
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【カワセミ/メス】
カワセミの雌雄の見分けは、くちばしの下部分が黒いのがオス、赤いのがメスで識別できます。

昨日から、東淡水池周り・潮入りの池周りで草刈が入っています。
草刈をしているため、昆虫目当てで集まっていたのか、チュウサギ、ヒメアマツバメ、トンボ類、モズが見られました。チュウサギ_220927_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2908_trim
【右:チュウサギ、左:ダイサギ】
ヒメアマツバメ_220927_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2949_trim
【ヒメアマツバメ】
東淡水池・潮入りの池の上空をよく飛び、ネイチャーセンター横の芝生地でよく観察できました。
最大20羽ほどが飛んでいました。
モズは、その芝生地や東観察広場の付近で高鳴きをしていました。トビ_220927_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2916_trim
【トビ】
今日は最近オオタカがよく止まる枝にトビがいました。
最大7羽が東淡水池の上空を旋翔していました。
トビたちも草刈作業地で獲物がいないか探していたのかも知れません。

しばらく草刈り作業で観察のご迷惑をおかけしますが、水鳥のための開放水面確保や、ヨシの拡大抑制、島の裏側まで観察できるよう観察支障を減らすことが目的となっています。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。

9月25日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、コガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、スズメ、カワラヒワ (24種)

秋の陽気の中、ネイチャーセンターの横の広場ではモズやアキアカネを観察できました。
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【モズ】
樹木の上にとまり、周囲を見渡していました。
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【アキアカネ】
単独で飛行している様子や、オスとメスとでペアになり連結飛行をしている様子も観察できました。

自然生態園の雑木林では、エゾビタキが飛び回っていました。
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【エゾビタキ】
同時に複数のエゾビタキを確認された方も多く、1日を通して見られやすい日となりました。

同じく自然生態園では、「はざ馬」がグリーンボランティアにより設置されました。DSCN9170
刈った稲を干しておくためのもので、稲刈りは10月2日(日)に実施予定です。体験イベントもありますので、参加ご希望の方は下記をご覧の上、お申し込みください。
稲刈り・脱穀の体験イベント
※明日(9/26)は休園日のため、お申し込み・お問合せが受けられませんのでご了承ください。

毎年恒例ですが、今年も冬鳥のカモなどの休息地および観察視野を確保するため、以下の期間、場所でヨシ刈りなどの作業があります。

期間:9月26日(月)~ 10月17日(月)予定
(土・日・祝祭日を除く)

場所:東淡水池・潮入りの池・調整池周辺等
 
観察にご不便、ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承下さい。

東京港野鳥公園管理事務所

9月24日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

カルガモ、コガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (26種)

雨が降ったりやんだり、を繰り返していた今日の野鳥公園。
夕方になって天気が回復し、鳥達、虫達が賑わい、東淡水池では、カワセミが鳴いて飛んだり、ヒメアマツバメも頭上をよく飛んだりしていました。
しかし、それまでは天気が悪く、園内は静かでした。コガモ_220924_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2823_trim
【コガモ】
東観察広場から見て、左側のヤナギの根元では、コガモ、カルガモが雨宿りをしていました。キジバト_220924_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_2891_trim
【キジバト】
潮入りの池から前浜干潟へ向かう園路では、キジバトが落ちている木の実を食べていました。
通常は、人が往来するため、園路におりて採食する様子はあまり見かけません。

自然生態園では、ハシブトガラスが観察できました。DSCN4505

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【ハシブトガラス】
ハシブトガラスが木を見ていたので観察していると、木にとびかかりカマキリを捕まえて降りてきました。
抵抗できないよう鎌の部分を咥えており、カマキリはそのまま飲み込まれてしまいました。

イベント「ミニ水族館~保護区前浜干潟の生き物~」と「干潟のいきものガイド」を実施しました!
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保護区である前浜干潟では、泥の干潟である潮入りの池とは違う、磯の生き物が暮らしています。
展示した生き物はレンジャーが石の下をひっくり返して捕まえました。
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今回展示した生き物は

・タカノケフサイソガニ
・コメツキガニ
・ミミズハゼ
・マハゼ
・イダテンギンポ
・タテジマイソギンチャク
・フジツボの仲間
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【ミミズハゼ】
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【マハゼ】
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【イダテンギンポ】

浄化実験では、生き物を入れていない水と、フジツボや貝を入れた水を比較しました。
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フジツボと貝が入った水槽は30分ほどすると、にごりがなくなり、透明な水になりました。
フジツボや二枚貝の仲間は、水を吸い込んで、中にいるプランクトンなどを食べます。
その過程で、水がろ過され、透明になります。

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