東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年10月

10月10日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、オナガ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、スズメ、ハクセキレイ (32種)

2号観察小屋からはカワセミを観察できました。
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【カワセミ】
観察小屋の前にある竹杭の上にとまり、魚を狙って何度か水面目掛けて飛び込んでいました。
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その後場所を変えて、1号観察小屋の上にとまりました。このような水辺を見渡せる場所を見てみると、カワセミに出会えることが多いです。

2号観察小屋の前にある干潟の浅瀬では、カモ達が羽を休めていました。
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【ホシハジロ】
ホシハジロのオスは水面で羽繕いと羽ばたきを交互に行い、リラックスしている様子でした。

ネイチャーセンター横の広場ではウラナミシジミが見られました。
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【ウラナミシジミ】
クズの茂みの上をせわしなく飛翔していることが多いですが、時折、花に降り立ち吸蜜をしていました。

芝生広場では、エゾビタキを観察できました。
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【エゾビタキ】
虫を狙って、枝から飛び立っては戻る行動を繰り返していました。

自然学習センターの近くの樹林では、エナガを観察できました。
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【エナガ】
「ジュリリ、ジュリリリ」と鳴きながら、10羽ほどの群れで樹林内を飛び回っていました。
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【オオバン】
3号観察小屋では、久しぶりにオオバンを観察できました。

10月9日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ (32種)

カケスは、4号観察小屋対岸での確認です。
お客様情報では、自然学習センター前でエゾビタキ2羽、大田市場側の暗い樹林でムシクイ類2羽がいたとのことでした。

潮入りの池では、ホシハジロとキンクロハジロの群れが観察できました。
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【ホシハジロ/キンクロハジロ】
合わせて30羽程いました。
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水に潜って食べ物をくわえ、水面に戻って食べたり、
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羽づくろいや水浴びをする様子も、観察できました。カワウ_標識_221009_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3774_trim
【カワウ】
潮入りの池と前浜干潟の間にあるカワウのねぐらでは、久しぶりに標識を付けた個体が見つかりました。
以前は、潮入りの池にたくさんあった杭にとまっている標識装着個体が見つけやすかったのですが、最近は、杭がほとんどなく、見つけにくくなっています。
発見した際は、カワウの標識調査をされている研究機関・研究者にご連絡をしています。セグロセキレイ_221009_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3819_trim
【セグロセキレイ】
前浜干潟にて、2羽のセグロセキレイと3羽のハクセキレイがいました。
セグロセキレイは、セグロセキレイ同士か、ハクセキレイを追いかけまわしていて、入り乱れていました。

おまけアサギマダラ_221009_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3962_trim
【アサギマダラ】
東淡水池の大田市場側の樹林で、アサギマダラ1匹がいました。

10月8日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、イソシギ、トビ、オオタカ、チョウゲンボウ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、オナガ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、エゾビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ (35種)

いそしぎ橋を渡っていると、エゾビタキが空中でトンボをキャッチする場面に出くわしました。DSCN9349
【エゾビタキ】

簡単には飲み込めないサイズの獲物に、しばらく悪戦苦闘していました。

東観察広場では、バンの幼鳥を観察できました。
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【バン/幼鳥】
普段はヨシの中に隠れていて、姿を見ることは珍しいのですが、ヨシ原からヨシ原へ用心深く移動する姿を時折、観察できます。

3号観察小屋では、マガモのオスを観察できました。
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【マガモ】
カルガモの群れに1羽だけ、マガモのオスが混ざっていました。身体を水面に打ち付けながら、激しく水浴びをしていました。

4号観察小屋では、オナガの群れを観察できました。
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【オナガ/幼鳥】
エノキなどの樹木が結実していて、オナガたちはそれを目当てに園内を周回しているようです。若いオナガの特徴である頭頂部のごま塩模様を持った幼鳥達は、成鳥達の後を必死に追いかけていました。
オナガたちの近くでは、カケスの鳴き声も聞こえました。

ネイチャーセンター地下1階のがた潟ウォークでは、トビハゼが穴から顔を出していました。DSCN9337
【トビハゼ】
トビハゼは、寒くなると冬眠に入ります。トビハゼに出会えるのは、今シーズンは残りわずか。
気温が下がり活発ではないため見つけにくいですが、ぜひ探してみてください!

10月7日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、キジバト、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ (25種)

今日は、昨日よりも雨風が強く、寒い1日でしたね。
園内は、ヒヨドリの鳴き声だけが賑やかでした。

朝の巡回時は、東淡水池にホシハジロ1羽がいました。ホシハジロ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3563_trim
【ホシハジロ】
東観察広場からは…コガモ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3590_trim
【コガモ】
ヨシ原の縁にいたコガモたちは、横殴りの北風の雨を避けていたようです。オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3577_trim
【オオタカ】
そして、東観察広場の対岸にある、よく猛禽類がとまる木には、オオタカ成鳥がいました。オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_PA070354_trim
よく猛禽類がとまる木とは、東観察広場から見て、左斜め対岸にある樹林の木です。
2つの建物の間にある、盛り上がった樹冠の木を探してみてください。
この写真でも、かろうじて、写真中央上部に見える白い点がオオタカ成鳥です。
そして、今日はこのオオタカがよく飛び回っていたのですが…オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3637_trim
ネイチャーセンター前も頻繁に飛び、館内からも撮影ができる距離でした。

このオオタカは、潮入りの池のカワウのねぐらの林から、東保護区内の泥湿地横に生えているヤナギを行き来しながら、カモやコサギを何度も狩ろうとしていました。オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3654_trim
潮入りの池のカワウのねぐらにある、よくオオタカがとまるポイント(写真中央あたり)オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3653_trim
泥湿地横のヤナギ。オオタカ_221007_東京港野鳥公園_恩田幸昌_PA070361_trim
【ヤナギ類にとまるオオタカ】
※ネイチャーセンター横のテラスから、デジスコでの記録撮影です。DSCN6508
【何かを採食するオオタカ】
10時頃からずっと狩りを試みていたのですが、夕方になって、何かを捕まえたようで、泥湿地横のヤナギ付近で採食をしていました。
もしカモ類を捕まえたのなら、ようやく渡り始めてきた所なのですが…

一方、3号観察小屋と4号観察小屋では、カワセミが観察できました。
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【カワセミ】
ヨシにとまって獲物を探している様子でしたが、もう1羽のカワセミがやってきて追われて逃げてしまいました。
その後も3号観察小屋と4号観察小屋の間を2羽で飛んでいました。

10月6日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、トビ、キジバト、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (26種)

今日は、風雨が強く、園内は静かでした。ヒヨドリは賑やかでしたが。ハシビロガモ_221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3455_trim
【ハシビロガモ/コガモ】
東淡水池では、北風と雨を避けるようにヤナギ周辺にハシビロガモとコガモがいました。ヤナギ類__221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3467
東淡水池の左側にあるヤナギは観察スポットです。
数年前まで、ガマ群落のまとまりだったのですが、雨不足で池が干上がった後は、ヤナギが進出してきました。ハクセキレイ_221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3541_trim
【ハクセキレイ】
今日は、セグロセキレイではなく、3羽のハクセキレイが一緒に行動をしているようすが2号観察小屋前で見られました。キンクロハジロ_221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3535_trim
【キンクロハジロ/オナガガモ】
オナガガモの小群と一緒に1羽のキンクロハジロが泳いでいました。
この後、東淡水池に移動してきたようで、昼頃には東淡水池でも1羽のオスを見ました。サギ類_221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3548_trim
【サギ類】
前浜干潟観察デッキからは、奥の水門付近で魚を採食しているサギたちが見えました。
ちょうど引き潮だったので、小川状の流れの中にいる魚たちを採食していたようです。

・おまけ・キンエノコロ_221006_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_3485_trim
【キンエノコロ】
東観察広場の観察壁前では、キンエノコロが風に揺れていました。
あちこちでイネ科のタネが熟してきているので、スズメたちが時々、食べている様子も見られます。

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