東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年11月

11月26日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ (36種)

東観察広場では、雨宿りするように樹林の枝にじっと止まるオオタカの成鳥を観察できました
DSC_0825-DeNoiseAI-standard
【オオタカ/成鳥】
羽毛についた雨粒を、ブルッと身体を震わせて落としていました。
太陽が遮られた日だと、オオタカが飛翔する為の上昇気流の発生が少ないため、旋回上昇する際に羽ばたく動作が多く必要になります。曇りや雨の日は、晴天時と比べると、樹林の中を移動する事が多くなり、高空を飛ぶ事が少なくなります。

4号観察小屋では、普段よりも羽根を膨らませたカワセミとキジバトたちが観察されました。
IMG_0549 (2)
【カワセミ】
木の枝の上で魚を狙っているようでしたが、魚は深いところにいるのか、中々狩りをする気配がありませんでした。
IMG_0556 (2)
【キジバト】
4羽ほどの群れを成して、ハリエンジュの木にとまっていました。キジバトの保護色と木々の色が合わさり、姿は目立ちづらいです。

東観察広場では、コガモが観察できました。
DSCN5502
【コガモ】
繁殖羽に生え変わっている個体が増えてきています。

11月25日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オシドリ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、イソシギ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、コゲラ、サンショウクイ(亜種リュウキュウサンショウクイ)、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ、オオジュリン (43種)

潮入りの池では、今日もホオジロガモが観察できました。
DSCN4971
【ホオジロガモ】
ネイチャーセンターの対岸付近から、1号観察小屋の方向へ採食しながら移動していました。

東観察広場からは、オオタカが観察できました。
DSCN5122
【オオタカ】
獲物を狙っているようで、きょろきょろと周りを見ていました。

公園の敷地の外、しかもかなり遠くですが、前浜干潟のデッキから南の岸にユリカモメが50羽ほど集まっていました
IMG_0931鳥
【ユリカモメ】
公園内ではあまり見かけませんが、一部でも園内に来てくれるのを期待してしまいます。

3号観察小屋からは久しぶりにオシドリのオスが観察されました。
IMG_0542 (4)
【オシドリ/オス】
西淡水池の向こう岸にあるヨシ原付近を泳いだのちに、上陸して休んでいました。

11月24日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン (48種)

昨日に引き続き、潮入りの池では、ホオジロガモを観察できました。
DSC_0716
【ホオジロガモ/オス】
3秒ほど息継ぎした後、40秒ほど潜水して採食する姿を2号観察小屋やネイチャーセンターから、観察できました。
名前の由来である、頬が白く変わり始めているのと嘴の色彩や頭頂部の形状から、この個体はオスであると考えられます。

潮入りの池にユリカモメが飛来しました。
DSC_0656
【ユリカモメ】
今日は北西に強い風が吹き、潮入りの池や前浜干潟の浅瀬の淵に白波が立っていました。
浅瀬に弱った魚や小動物が打ち上げられていないか、ユリカモメは、くまなく探していたようです。
DSC_0600
【イソシギ】
2号観察小屋の前の干潟では、イソシギが歩き回りながら、小さなカニなどの小動物を採食していました。

潮入りの池をミサゴが飛んでいました。
DSC_0737-2
【ミサゴ】
風に流されて、すぐに西園の方へ飛んで行ってしまいました。
他の猛禽類は、ハイタカが園内各所に出没し、東淡水池では、ノスリが2羽一緒に飛び回っているのをよく観察できました。

11月23日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、ツミ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、アオジ (41種)

潮入りの池では、カモ達が活発に動き回っていました。
DSC_0512
【オカヨシガモ/オス】
オカヨシガモのオスが胸を突き出して羽ばたいていました。
カモの羽ばたく動作は、羽繕いをしている時に行うことが多いです。
雨の日になると、水面に浮かぶための油を羽毛に付けるために、羽繕いを晴天時より多く行う傾向があります。

観察小屋の近くにやってくると、水を弾いている羽がよく見えました。DSCN9880
【マガモ】

3号観察小屋の前の池では、ヨシガモの採食を観察できました。
DSC_0478
【ヨシガモ】
いつもは3号観察小屋から見える島の奥にいる事が多いヨシガモですが、今日はカルガモやマガモの群れと一緒に小屋の目の前までやって来て、ヨシ原の中で採食していました。
DSC_0489-2-DeNoiseAI-standard
【シジュウカラ】
ヨシガモが採食しているヨシ原の中で、シジュウカラがパリパリと音を立ててヨシの茎を割りながら、中に潜むカイガラムシの仲間を捕まえていました。

昨日の写真になってしまうのですが、閉園間際の東淡水池近くの樹林にオオタカの成鳥と幼鳥が一緒に止まっていました。
DSC_0440-2-DeNoiseAI-standard
【オオタカ/幼鳥(左)オオタカ/成鳥(右)】
オオタカは通常、巣立ってから1か月ほど経つと、親と離れて分散する事が多いのですが、幼鳥が呼び鳴きをしていて、成鳥も追い出したり、攻撃する様子を見せない事から、この2羽は親子なのかもしれません。
レンジャーは、幼鳥の呼び鳴きを別の日にも数回聞いています。
巣から離れた場所で、この時期まで親と一緒に行動しているとしたら、少し珍しい事に感じます。

11月22日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、セグロカモメ、トビ、ツミ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、アオジ、オオジュリン (42種)

今朝、潮入りの池の2号観察小屋前では、竹の杭にカワセミがとまっていました。カワセミ_221122_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_5887_trim
【カワセミ】
池にダイブをし、小魚を捕まえ、叩いてから食べる様子も見られました。
朽ちて折れた木杭の代わりに、試しで打った竹杭ですが、近々、改めて、レンジャーで追加の杭を打つ予定です。
今度は、竹を3本くらい束ねるようにして打ってみようと考えています。

潮入りの池の北側の斜面では、ダイサギとアオサギが休息していました。
DSC_0401
【ダイサギ:亜種オオダイサギ(左)とアオサギ】
ダイサギの脚の部分をよく見ると、関節から上の部分が薄い黄色をしています。また、体格も隣にいたアオサギと同等か、少し大きく見えます。
このダイサギは、ダイサギの亜種の一つであるオオダイサギ(E.a.alba)だと思われます。オオダイサギは冬になると、北方から日本へと渡ってきます。
お客様からの情報によると、オオダイサギは、3号観察小屋でも観察されました。

前浜干潟観察デッキでは、ウミウが正面の岩場にいました。
ウミウ_221122_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_5926_trim
【ウミウ】
ここ数年、時々、1、2羽が確認されています。

東観察広場では、3羽のモズが間近で鳴き交わしていました。モズ_221122_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_5871_trim
【モズ】
最近は、メスのなわばりになっていたようなのですが、観察広場付近にオス1羽が入り、大田市場側の樹林でもう1羽(雌雄不明)が鳴き、ピリピリとした雰囲気でした。
最後は、メスが残って高鳴きをしていました。
(写真のメスが食べている虫は、キリギリスの仲間であるヒメクダマキモドキか、サトクダマキモドキだと思われます)

4号観察小屋では、ジョウビタキのメスを観察できました。
DSC_0345
【ジョウビタキ/メス】
ヨシ原の中で「ヒッ、ヒッ」と盛んに鳴いていました。ジョウビタキのメスは、ネイチャーセンターの近くでも見られました。

↑このページのトップヘ