東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2022年11月

今日は、イベント「やさしいバードウォッチング」を開催しました。

バードウォッチングが初めての方にも、野鳥に興味を持ってもらうことを目的としたイベントです。まずは、双眼鏡の使い方を参加者の方にマスターしてもらいました。
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【双眼鏡の使い方の説明】
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【前浜干潟観察デッキでの観察の様子】
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【観察後の鳥あわせ】
潮入りの池には、カモが多数飛来していましたが、双眼鏡やフィールドスコープ、備え付けのビデオカメラを使用して、じっくり観察できました。
東淡水池では、高鳴きするモズやミコアイサ、ハシブトガラスに追いかけられるノスリを観察できました。
潮入りの池~東淡水池~前浜干潟観察デッキを約1時間半ほど、レンジャーと一緒に歩く工程で、25種類もの野鳥を観察できました。
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【ネイチャーセンターの真下の干潟にやってきたオオバン】

11月5日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ハマシギ、トビ、ツミ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ (42種)

東淡水池や潮入りの池では、猛禽類が活発に飛び回っていました。
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【ツミ/メス(左)とチョウゲンボウ/オス(左)】
ネイチャーセンターの上空では、ツミがチョウゲンボウを追いかけ、激しく攻撃していました。
ツミは身体が小さいにも関わらず、気性が荒く、自分より大きな猛禽類が相手でも、攻撃を仕掛ける事があります。

東淡水池の奥の林で、オオタカ幼鳥が観察されました。
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【オオタカ幼鳥】
オオタカが飛ぶ度に、ハシブトガラスの20~30羽の群れが追いかけていました。お客様からの情報では、オオタカ幼鳥が2羽確認されたそうです。夕方には、オオタカ成鳥1羽も観察されました。

東淡水池では、ミコアイサが観察できました。
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【ミコアイサ】
東淡水池を泳ぎ回っていました。11月に入ってから、潮入りの池にも行動範囲を広げているようです。

潮入りの池では、今日もハマシギが観察できました。
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【ハマシギ】
昨日から3羽増え、8羽になっていました。

11月4日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、イソシギ、ハマシギ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、アオジ、オオジュリン (42種)

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【カワセミ】
ヨシにつかまり、魚を狙っていたようです。
この記録写真は、2号観察小屋で撮りましたが、カワセミは今日も東淡水池、潮入りの池を行き来していました。

丘葦鴨IMG_5822鳥
【オカヨシガモ】
シックな色合いのオカヨシガモ。最近、個体数が増えてきました。
他のカモたちも多くいるので、今は潮入りの池、東淡水池とも、カモ類の見ごたえがあります。

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【ハマシギ】
今日も潮入りの池で確認できました。新たに1羽が増えたのか、5羽になっていました。
(個体が入れ替わっている可能性もあるので、正確には1羽追加なのかどうか、詳細は不明です)

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【ハイタカ】
潮入りの池でカモを見ていると唐突に左のヨシ原辺りから猛禽類が飛び出してきました。
ハイタカでした。
東保護区の泥湿地近くのヤナギ類に少しの間、とまっていました。

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【ヒメクダマキモドキ】
2号観察小屋の窓辺にとまっていました。細長い産卵管が透けて見えるのでメスです。
葉っぱにそっくりな外見なこともあるのか、普段、あまり見かけない昆虫ですが、冬に近づくとネイチャーセンターや観察小屋の建物の壁、園路の柵や杭にいるのを見かける機会が増える印象があります。

11月3日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、イソシギ、ハマシギ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ (41種)

前浜干潟では、カンムリカイツブリが観察できました。今季初記録です。
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【カンムリカイツブリ】
前浜干潟の奥で1羽で泳いでいました。羽繕いをしたり、周りを見渡したりしている様子が観察できました。

ネイチャーセンターからは、今日もハマシギが観察できました。
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【ハマシギ】
今日は4羽、確認されました。潮入りの池でカモの群れの近くで、採食する様子が観察できました。

芝生広場からいそしぎ橋を渡る手前の茂みでは、ホソミイトトンボが見られました。
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【ホソミイトトンボ/メス】
多くのトンボは卵やヤゴの姿で越冬しますが、ホソミイトトンボの場合、秋に羽化した個体はそのまま成虫の姿で越冬をします。

野鳥公園では冬を代表する生き物たちが少しずつ増えてきています。
お越しの際にはこのような生き物たちを観察して、季節の移ろいを感じていただければと思います。

11月2日にレンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、イソシギ、ハマシギ、トビ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、キジバト、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ (42種)

潮入りの池には、ハマシギが3羽いました。DSCN9645
【ハマシギ】
午前中は対岸で休んでおり距離が遠かったのですが、満潮になってからは島に移動し、ネイチャーセンターからも双眼鏡で観察できました。

同じく潮入りの池では、オナガガモが水中に頭を入れて採食していました。DSCN9603
【オナガガモ】

2号観察小屋からは、ヨシ原で採食する数羽のスズメが見られました。よく見ると、1羽だけアオジが交じっていました。DSCN9593
【アオジ】

自然学習センターの近くの樹林では、ジョウビタキのメスを観察できました。
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【ジョウビタキ/メス】
樹林内を飛び回っていました。

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