自然の保全管理レポートとは異なり、設備の維持管理レポートとなりますが、レンジャーの業務の一環をご紹介します。
潮入りの池と前浜干潟の間には、水門が2カ所あります。
先日、その水門を掃除する作業を行いました。

【前浜干潟観察デッキ横の水門の外観】
(前浜干潟観察デッキができる前の記録写真なのですが、水門自体は変わっていません)
水門は手動式で、1カ所につき、2基ついています。
上の写真では、水色の設備が水門のハンドルです。
そして、水門には、前浜側と潮入りの池側に漂流物などを防ぐ柵があります。
この柵や構内の床にフジツボやカキ、コウロエンカワヒバリガイなどの付着生物が付いたり、泥などが堆積したりすると、水流を遮ることになるため、毎年1、2回の清掃を行っています。
水流が遮られてしまうと、潮入りの池の干潟の干出時間、水の交換・循環、小さな生物の往来などにも支障が生じてしまいます。

【作業中の様子】

【水門構内の様子】

水門清掃 作業前

水門清掃 作業後
この作業は、大潮の干潮の前後にしかできず、作業内容も地道なものです。
(付着生物には申し訳ないがないのですが…)
構内は高さがなく、身長があるレンジャーでは、首や背中を曲げて作業をすることになるような所です。
一方で、2017年頃から、構内の壁や床に付着する生物が著しく激減し、年2回ではなく、年1回の作業で事足りるような状況が続いています。
塩分濃度、酸素、採食対象(プランクトンなど)のどれかか、あるいは複合的に欠如しているのかなと想像をしていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
以前は付着生物が大量に付着していて、水門清掃は過酷な肉体労働でしたが、現在では潮下帯にほとんどいない状況です。
そんな変化も毎年、作業をしていると身をもって感じています。
この水門清掃は、潮入りの池の環境を保つためにも必要な作業として、以前からずっと行われてきています。
以上、普段、ご覧いただけない所にある水門の維持管理のご紹介でした。
潮入りの池と前浜干潟の間には、水門が2カ所あります。
先日、その水門を掃除する作業を行いました。

【前浜干潟観察デッキ横の水門の外観】
(前浜干潟観察デッキができる前の記録写真なのですが、水門自体は変わっていません)
水門は手動式で、1カ所につき、2基ついています。
上の写真では、水色の設備が水門のハンドルです。
そして、水門には、前浜側と潮入りの池側に漂流物などを防ぐ柵があります。
この柵や構内の床にフジツボやカキ、コウロエンカワヒバリガイなどの付着生物が付いたり、泥などが堆積したりすると、水流を遮ることになるため、毎年1、2回の清掃を行っています。
水流が遮られてしまうと、潮入りの池の干潟の干出時間、水の交換・循環、小さな生物の往来などにも支障が生じてしまいます。

【作業中の様子】

【水門構内の様子】

水門清掃 作業前

水門清掃 作業後
この作業は、大潮の干潮の前後にしかできず、作業内容も地道なものです。
(付着生物には申し訳ないがないのですが…)
構内は高さがなく、身長があるレンジャーでは、首や背中を曲げて作業をすることになるような所です。
一方で、2017年頃から、構内の壁や床に付着する生物が著しく激減し、年2回ではなく、年1回の作業で事足りるような状況が続いています。
塩分濃度、酸素、採食対象(プランクトンなど)のどれかか、あるいは複合的に欠如しているのかなと想像をしていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
以前は付着生物が大量に付着していて、水門清掃は過酷な肉体労働でしたが、現在では潮下帯にほとんどいない状況です。
そんな変化も毎年、作業をしていると身をもって感じています。
この水門清掃は、潮入りの池の環境を保つためにも必要な作業として、以前からずっと行われてきています。
以上、普段、ご覧いただけない所にある水門の維持管理のご紹介でした。