東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

2025年09月

毎年春から夏にかけて、東京湾にやってくるコアジサシ。コアジサシ_220527_東京港野鳥公園_前浜_公財日本野鳥の会_岡本撮影(23)
東京港野鳥公園でも5月頃から見られますが、繁殖できる環境の減少などから絶滅危惧種に指定されています。

東京港野鳥公園や、近隣にある繁殖地「森ヶ崎水再生センター」では、集団で繁殖するコアジサシが安心して飛来してくれるよう、デコイ(模型)を設置しています。2014.7.6 デコイに守られて

来年もデコイを設置できるよう、木製デコイの清掃や塗装、破損部分の補修などが必要になります。数多くのデコイが必要になるため、補修のお手伝いをしていただける方を募集しています!IMG_9594

コアジサシを守ろう!木製デコイ補修ワークショップ
【日時】2025年10月19日(日)10:00~16:00
終日実施の予定ですが、ご都合により午前のみ・午後のみの参加を希望の方はお知らせください。
【定員】30名/中学生以下は保護者同伴
【参加費】無料/別途入園料が必要です
【持ち物】汚れてもよい服装、昼食、飲み物
【会場】東京港野鳥公園・自然学習センター
【協力】NPO法人リトルターン・プロジェクト
【お申し込み方法】
参加者全員の氏名・年齢・電話番号を下記宛にお送りください。
yachokouen.event@wbsj.org
※10/18(土)16時締め切り

ささやかですが、お礼にコアジサシのポストカードと、野鳥の缶バッジをお渡ししています。
みなさまのご参加をお待ちしております!デコイチラシ_page-0001

公園HP▼

☆前年に確認した野鳥や自然情報を月ごとにお伝えします。
いつごろから、どんな生きものを観察できる可能性があるのか、目安としてご覧ください。

前年2024年10月に、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

オシドリ、シマアジ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ヒメアマツバメ、ツツドリ、キジバト、バン、オオバン、ヒクイナ、カイツブリ、トウネン、ハマシギ、イソシギ、キアシシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ミサゴ、ハイタカ、オオタカ、トビ、サシバ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、イワツバメ、ウグイス、エナガ、オオムシクイ、オオヨシキリ、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、オオルリ、キビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ノビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ(71種)

野鳥の詳しい確認日数は、"10月の野鳥予報(タップして表示)"をご参照ください。野鳥を確認した日の枠を青色でマークしてあります。

〇2024年10月のトピックス
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【10月6日 キビタキ(東淡水池)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082178701.html
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【10月14日 オオルリ(自然生態園)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082201147.html
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【10月24日 ノビタキ(潮入りの池)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082227177.html
9月に引き続き、10月も渡り途中の小鳥たちが見られます。
前年の10月前半にはキビタキやオオルリが見られたほか、後半にはノビタキも観察できました。

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【10月17日 オシドリ(潮入りの池)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082209677.html
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【10月23日 ジョウビタキ(自然生態園)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082224563.html
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【10月25日 アオジ(自然生態園)】
https://wbsj-wildbirdpark.blog.jp/archives/1082229914.html
また10月の後半になると、冬鳥のカモ類たちやジョウビタキ、アオジなどの顔ぶれが見られるようになります。
ときには、美しいオシドリのオスに出会えるかもしれません。

本日、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヒメアマツバメ、キジバト、バン、オオバン、ヒクイナ、カイツブリ、イカルチドリ、コチドリ、トウネン、イソシギ、セグロカモメ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(34種)

潮入りの池では、トウネンを観察できました。
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【トウネン】
3羽が潮入りの池に飛来し、うち1羽が2号観察小屋前の干潟までやってきました。イソシギやコチドリ、イカルチドリたちと一緒に採食していました。

東観察広場からは、バンを観察できました。
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【バン】
2羽離れず、一緒に行動していたので、親子だと思われます。色が薄い方が幼鳥です。
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給餌ではありませんが、お互いの嘴を近づけ、つつくような行動もしていました。

園内の上空では、ヒメアマツバメがよく飛んでいました。
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【ヒメアマツバメ】
50羽ほどの群れが乱舞していました。昆虫を捕まえるためか、低空を飛ぶ個体もよく見かけました。

本日、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヒメアマツバメ、キジバト、オオバン、ヒクイナ、イカルチドリ、コチドリ、トウネン、イソシギ、キアシシギ、ウミネコ、セグロカモメ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(37種)

前浜干潟観察デッキからは、キアシシギを観察できました。
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【キアシシギ】
岩の上で羽繕いをして、くつろいでいました。

前浜干潟観察デッキからは、セグロカモメも見られました。
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【セグロカモメ】
デッキから見える城南大橋の電灯にとまっていました。他の電灯にも1羽とまっており、2羽確認できました。

東観察広場からは、オオヨシキリを観察できました。
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【オオヨシキリ】
ヨシにとまり、周りを気にした後、ヨシ原の奥へと飛んでいきました。

潮入りの池で、カルガモが大喧嘩していました。

1羽がもう1羽の後ろの羽根をくちばしで引っ張るような行動をしていました。その後も喧嘩は続き、2羽同士の距離が近づくと勢いよく追いかける様子も見られました。

ネイチャーセンター横のカニ池には、アオイトトンボがいました。
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【アオイトトンボ】
よく見ると連結しながら、メスがフトイに産卵をしていました。
卵で越冬しますが、-30℃の低温にも耐えれるほどの耐寒性を持つそうです。

本日、レンジャーが確認した野鳥は以下のとおりです。

ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヒメアマツバメ、キジバト、オオバン、カイツブリ、イカルチドリ、コチドリ、イソシギ、キアシシギ、ウミネコ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、オオムシクイ、セッカ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(36種)

見晴台近くの園路では、キビタキのオスを確認できました。
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【キビタキ / オス】
キビタキの近くでは、ムシクイやツグミの仲間の声や姿も確認できました。

東淡水池近くの樹林ではムシクイの仲間がシジュウカラ、コゲラの混群と一緒に動き回っていました。
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【メボソムシクイ上種】
鳴き声を確認できなかったので、種の判別には至りませんでした。林の中をせわしなく動き回っていました。

潮入りの池のアジサシ島には、アオサギがいました。
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【アオサギ】
頭の白い羽根が逆立って、王冠のようになっていました。

前浜干潟観察デッキからは、イソシギを観察できました。
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【イソシギ】
気持ち良さそうに脚を伸ばしたあと、食べ物を探して観察デッキに向かってきました。

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