東京港野鳥公園の(公財)日本野鳥の会レンジャーが、公園で観察した野鳥や自然についてお伝えします!!
◆ 開園日毎日17時30分以降に更新中 ◆

カテゴリ: 野鳥情報~その後

昨日の投稿でお知らせした、5羽のコウノトリについて、改めて足環カラーの情報提供をいただきました。
また、改めて、個体検索サイトで調べた所、以下のことが分かりましたので、念のため、ここでお知らせいたします。
コウノトリ_231012_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_8236_trim
5羽中3羽は、1つがいとその子供だったようです。

【1羽目】
J0128 オス 2016生まれ(7歳)
孵化場所:飼育下で孵化
放鳥場所:千葉県野田市
足環装着者:野田市
J0238(2羽目)とペア

【2羽目】1羽目のペア
J0238 メス 2019年生まれ(4歳)
孵化場所:飼育下で孵化
放鳥場所:野田市
足環装着者:野田市

【3羽目】カラーリング1つだけ色が確実な識別できず
1羽目・2羽目の子供
J0529 メス または J0528 メス 2023生まれ(0歳)
孵化場所:栃木県小山市の野外で孵化
親鳥:オス:J0128 J0238 
足環装着者:小山市

【4羽目】カラーリング1つだけ色が確実な識別できず
J0284 オス 2020年生まれ(3歳)
孵化場所:野外で孵化 庄境巣塔(兵庫県豊岡市)
足環装着者:兵庫県立コウノトリの郷公園
または
J0280 オス 2020年生まれ(3歳)
孵化場所:徳島県鳴門市の野外孵化
足環装着者:徳島県

【5羽目】
不明

また訪れてくれることを願いつつ、引き続き、水辺の保全管理にも努めたい所存です。

少し前のこととなりますが、8月25日~9月2日にアメリカウズラシギ1羽が確認されていました。
アメリカウズラシギ_230825_東京港野鳥公園_恩田幸昌_IMG_9336_trim
【アメリカウズラシギ】
東京港野鳥公園では、アメリカウズラシギは1989年の記録が最後で、約34年ぶりの確認となりました。

日本はアメリカウズラシギの主要な渡りルートから離れていると考えられており、数少ない旅鳥とされています。渡りの時期になると、水田や農耕地で見られることがあります。
今回、野鳥公園では、主に東淡水池で観察でき、潮入りの池や前浜干潟で見られることもありました。アメリカウズラシギ_230825_東京港野鳥公園_恩田幸昌_IMG_9311_trim
水辺で採食をしていた様子
アメリカウズラシギ_230825_東京港野鳥公園_恩田幸昌_IMG_9347_trim
水位が低下した東淡水池の水辺で数羽のコチドリと採食していました。
アメリカウズラシギ_230825_東京港野鳥公園_恩田幸昌_MG_6154_trim
セイタカシギ、コウノトリも見られていた頃でした。
写真左上の方にコチドリと一緒に写っています。

※当公園では、珍しい記録であり、混乱・混雑を避けるために時間をおいてからの公表となりました。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。

少し前の話になってしまうのですが、11月8日に東京港野鳥公園では初確認となる、メジロガモが潮入りの池に飛来しました。

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【メジロガモ/オス】
ホシハジロの群れにメジロガモのオスが1羽だけ混じっていました。
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【ホシハジロの群れに混じるメジロガモ】
メジロガモを確認できたのは、結局この日だけで、すぐにどこかに移動してしまったようです。

日本では、稀な迷鳥であるメジロガモは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドデータリストに準絶滅危惧種に指定されています。ヨーロッパ東部やチベットなどで繁殖し、インド北部、ロシア西部、ナイル川流域などで越冬します。
近年、分布が東に移ってきているらしく、日本では、目撃情報が増加傾向にあります。
今は珍鳥であるメジロガモは、今後数年でさらに見る機会が増えてくるかもしれません。

日々の野鳥情報は、レンジャーブログでご確認ください。

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